T-bb 国東半島峯道ロングトレイル T-1 を歩く 2015/1/31
    

今熊野山胎蔵寺
○胎蔵寺 太宰官内誌
【同書】に 本山分末寺今熊山胎蔵寺云々
【六郷山定額院主目録】に今熊山胎蔵寺院主明王院ノ徒八房
【天明年中六郷山寺院名簿】に田染郷熊野村胎蔵寺、島原領、山門末、六所権現 本堂、寄付高二石五斗山林一町とあり
【六郷山諸勤行注進目録】に本山分 大日ノ石屋本尊大日五丈石身深山同尊種子岩切顯給也とあるは胎蔵寺の事なり 大日ノ石屋も肩書きに田澁とあり
【稻主云】田染ノ郷熊野村胎蔵寺は文殊寺 兩子寺 長安寺に続ける大寺なり 寺は山間高處にあり




水子地蔵堂

熊野社、熊野磨崖仏、胎蔵寺の参道を下っていく。昔は、この参道を多くの人が行き交った。参道両脇には、当時を偲ばせる物が、ショーウインドウに埃を被って置き忘れられている。

十年に一度行われる天台宗の僧侶による峯入り行で、この石に片足を掛けてホラ貝を吹く。残念ながら、その法螺ヶ石が道に落ちている。


県道655号線に出て、真木大堂を目指す。


10:11  スタートから 1時間18分 (熊野磨崖仏駐車場から3.4km)

随願寺

随願寺縁起(石碑転載)
六郷満山分末寺の一つなり。養老年間、馬城山傳乗寺三十六坊の一坊として創始、一時寺観壮麗を極めたりと言うも、今は唯九尺四面の堂宇を存するのみ。断礎塔碑累々として往時の盛観を偲ばしむ、ものふりたる堂内には、逗子に下御門本尊地蔵仏を安置す。「随願寺」と墨書きした扁額、その裏に残る墨筆六郷満山峯入行者祈祷墨書柱・二柱(文化十四年・天保八年)格子戸に墨書・彫刻された欄間・長押に唐草模様を遺す。
老朽化にともない平成十五年二月に小畑通治の石をつぎ妻京子これを再建す。落慶にあたり之の碑を建立し後世に遺す。
小畑光則




熊野社 御旅所


スタートの熊野磨崖仏下駐車場から、距離4km、所要時間は1時間30分(10:20分)
真木大堂・傳乗寺
拝観料が必要です。拝観料を払ったら、大威徳明王などの木造仏などを是非みてください。

真木大堂、傳乗寺境内を通り、自然観賞歩道を進む。程なく右手に太鼓橋がみえる。その橋を渡って、川上(左方向)へ進む。バイパス道の下を潜るトンネルを抜けて、そのまま道路右手の山道をのぼります。



真木大堂のパンフレット